ベッリーニ作 ノルマ

ベルリーニ『ノルマ』 | サイクル：パラウでの交響楽コンサート
—オルケストラ・シンフォニカ・デル・バジェス & ガルシア・ビコ
カタルーニャ・オペラ財団制作。

『ノルマ』は、ベルリーニ自身やドニゼッティ、当時の他の作曲家によって培われたベルカント様式の頂点のひとつとされています。この様式は声楽表現を重視し、長く劇的な旋律、特に有名なアリア「カスタ・ディーヴァ」のような作品は、ソプラノのレパートリーの中でも最も難しい曲の一つです。

ベルリーニの常連リブレット作家フェリーチェ・ロマーニの台本により、物語は紀元前50年頃のローマ占領下のガリアで展開します。ノルマは処女であることを誓う巫女ですが、ローマの敵の指導者ポッリオーネと秘密の関係を持ち、二人の子どもがいます。彼が彼女に飽き、若い見習いアダルジーザに心を向けると、ノルマは打ちひしがれます。しかし最終的には、囚われの身となったポッリオーネを前に、誓いを破ったことを公に告白し、罰を受け入れます。ポッリオーネもこの女性の高潔さと勇気に心を打たれ、二人は火刑台で最期を迎えます。

プログラムとキャスト

マリベル・オルテガ、ノルマ
アンナ・トベラ、アダルジーザ
ケネス・ターヴァー、ポッリオーネ
コル・アミクス・デ・ラ・オペラ・デ・サバデル
オルケストラ・シンフォニカ・デル・バジェス
カルレス・オルティス、舞台監督
フリオ・ガルシア・ビコ、指揮

プログラム
V・ベッリーニ: ノルマ